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葬儀で数珠は必要?数珠の選び方・使い方、宗派別違いを解説

葬儀で数珠は必要?数珠の選び方・使い方、宗派別違いを解説

この記事は2分で読めます

葬儀で数珠は必要?数珠の選び方・使い方、宗派別違いを解説
葬儀に参列することが決まったけれど、数珠の使い方や選び方がわからない…そんな悩みを抱えていませんか?
葬儀で数珠が必要なことは知っていても、どのように使えば良いのか、宗派ごとの違いは何かなど、細かい部分で戸惑うことが多いでしょう。

数珠は、葬儀の場で重要な役割を果たす仏具であり、正しい使い方や選び方を知っておくことが大切です。

この記事では、数珠の歴史や意味、略式数珠と本式数珠の違い、そして宗派ごとの数珠の特徴などを詳しく解説しています。さらに、数珠を持っていない場合の対処法や保管方法についても触れているので、初めて葬儀に参列する方にも安心して読んでいただける内容です。
この記事を読むことで、適切な数珠を選んで葬儀の場で正しく数珠を使えるようになります。

【目次】

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数珠の歴史と仏教における役割

数珠の起源は、お経を唱える際に回数を数えるための道具としてヒンドゥー教徒が利用していたことに遡ります。
日本には仏教の教えとともに伝来しましたが、最初は僧侶は貴族など一部の人だけが使っていました。念仏を一般の方も唱えるようになるにつれ、庶民にも数珠が一般化してきました。

数珠には108個の珠がついており、人間の煩悩の数を象徴しています。
それを手に持つことで煩悩を取り除いたり、魔よけや厄除けになるとされてきました。

葬儀における数珠の意義

数珠は本来、お経を唱える人、つまりお坊さんに必要なものでした。
そのため本来は参列者にとっては必要がないものとも言えます。

しかし現代の葬儀においては、魔よけや厄除けの意味合い、仏様に失礼のないようにするという意味が強まったことから、葬儀に参列する際に数珠を持参するのが一般的になりました。

略式数珠と本式数珠の違いと選び方

略式数珠と本式数珠の違いと選び方
数珠には大きく「略式数珠」と「本式数珠」という2つの種類があります。ここでは、それぞれの特徴と選び方について説明します。

略式数珠とは?どの宗派でも使える数珠

略式数珠は、宗派を問わず誰でも使える数珠です。
「親玉」「主玉」「天玉」「ボサ玉」「房」で構成されます。
デザインや素材、色に特に決まりがなく、自由に選べます。そのため初めて数珠を購入する人は略式数珠を選んでおくと安心です。
略式数珠を一つ持っておくことで、どの宗派の葬儀にも対応できます。

本式数珠とは?

本式数珠は、各宗派に特有のデザインや構成が定められている数珠です。
「親玉」「主玉」「四天玉」「弟子玉」「露玉」「浄明玉」「房」で構成されます。

例えば、真言宗では108個の珠が並んだ「振分数珠」が使われる一方、浄土宗では2つの輪を組み合わせた数珠が使われます。宗派ごとに形や使い方が異なるため、本式数珠を選ぶ場合には自分の信仰する宗派に合わせた数珠を選びましょう。

略式数珠と本式数珠のどちらを選んだらいい?

多くの方は略式数珠を持ちます。
自身の宗派が明確に分かる場合には、本式数珠をお購入するといいでしょう。

また親族以外も集まる場には略式数珠で、親族だけでの身内の法要の場合には本式数珠を使うなど、どちらも併用する人もいます。

宗派別の数珠の違い

宗派別の数珠の違い
本式数珠は宗派ごとに異なる特徴を持っています。
以下に、主要な宗派ごとの数珠の特徴をご紹介します。

真言宗

真言宗は、9世紀の初めに空海(弘法大師)によって開かれた日本の宗派です。

真言宗の数珠は、108個の珠から構成され、2重にして使用します。特徴的なのは、親玉2つと、房に付けられた5個の「弟子玉」が左右に計20個付いていることです。また、親玉から数えて7個目と21個目に小さな四天珠が付いており、これが真言宗の数珠特有のデザインとされています。

浄土宗

浄土宗は、法然が12世紀に開いた宗派で、「南無阿弥陀仏」を唱えることによって極楽浄土への往生を願います。浄土宗の数珠は、2つの輪を組み合わせた形状が特徴で「日課数珠」とも呼ばれます。
2つの輪を手繰りながら念仏の数を数えますが、男性は3万回、女性用は6万回の数を数えられる構造になっているのが特徴です。

浄土真宗

浄土真宗は、親鸞が開いた宗派で「阿弥陀仏」を信じて、死後仏として生まれかわるという教えです。
浄土真宗の数珠は、他の宗派のように煩悩を取り除くために数珠を繰ることを重視しません。
これは浄土真宗の教えでは煩悩を持った人も救われるとされているためです。

そのため「片手念珠」として1連の珠が使用されます。また「蓮如結び」と呼ばれる独特の結び方が特徴で、手繰ることができないよう数珠の片方の房が特別な形で結ばれています。

日蓮宗

日蓮宗は、鎌倉時代に日蓮が開いた宗派で「法華経」の教えに基づいています。日蓮宗の数珠にはお親玉が二つあり、片方から2本、もう片方から3本と5本の房がでているのが特徴的です。

房のうち1本には「数取玉」と呼ばれる10個の小さな玉がついています。
これは「南無妙法蓮華経」を唱える時の数を数えるのに適しているためです。

日蓮宗では正式な数珠が重んじられる傾向にあるため、本式数珠を持っていたほうが安心です。

曹洞宗

曹洞宗は、鎌倉時代に道元によって開かれた禅宗の一派で、座禅による修行が中心です。
曹洞宗の数珠は、主珠108個に加えて、親珠1つ弟子玉はないシンプルな作りとなっています。
金属の輪が通っているのが特徴的です。
この輪は達磨大師を表しているとされています。

念仏を唱えることよりも座禅が重視されているため数珠についてあまり細かい規定はありません。

臨済宗

臨済宗も曹洞宗と同じ禅宗の一派で、臨済義玄が開いた宗派です。
臨済宗の数珠は、曹洞宗と形が似ていますが金属の輪が臨済宗にはついていません。

天台宗

天台宗は中国から伝わり、最澄によって日本に広まった宗派です。
天台宗の数珠は、108個の主珠に平らな形の「平玉」が使われていることが特徴です。
そろばんのような形状になっていることから、他の宗派とは違う独特な見た目となっています。
房にも20個の平珠と10個の丸玉からなる弟子玉と露珠がついています。

葬儀での数珠の正しい使い方

葬儀での数珠の正しい使い方
葬儀中、基本的に数珠は左手に持ち、房を垂らして扱います。
焼香の際には、数珠を両手で持つ場合と左手だけにかけて合掌するパターンがあります。いずれにしても親指と人差し指の間にかけるのが一般的です。
焼香までの移動の際に数珠をカバンなどに入れるのはマナー違反だとされています。
移動するときには左手にかけた状態にしておきましょう。

数珠の選び方

数珠はさまざまな価格帯、素材、デザインがあります。
ここでは数珠を選ぶ際に考慮すべき点をご紹介します。

男女別で選ぶ

数珠には、男性用と女性用、さらには年齢別で適したものがあります。一般的に、男性用の数珠は10~12㎜の大きめの珠が特徴で、シンプルなデザインが好まれます。
一方、女性用の数珠は、細かい珠や華やかな房のデザインが多く、珠のサイズも6~8㎜と小さめに作られています。
子供用のコンパクトな数珠もあるので、お子さん用に購入することもできます。

宗派で選ぶ

ご紹介した通り、宗派ごとに珠の数や珠の種類、形状などが異なります。
自身の宗派に合った本式数珠を選びましょう。

もし宗派が分からないという場合には略式数珠を選んでおけば問題ありません。

素材やデザインで選ぶ

数珠の素材やデザインも、選び方の重要なポイントです。
数珠の珠には、木材、天然石などがあります。
天然石の数珠には、翡翠や水晶、トルコ石、オニキスなどがあり、それぞれの石に特有の意味があります。木製や菩提樹製の数珠は、ナチュラルな雰囲気を持ち、手に馴染みやすいのが特徴です。

数珠の価格帯と予算で選ぶ

数珠の価格帯は、数千円から数万円まで幅広くあります。予算に応じて、適した数珠を選ぶことができます。初めて数珠を購入する場合や、特定の宗派にこだわらない場合は、略式数珠を選ぶと良いでしょう。
略式数珠は、宗派を問わず使えるため、1つ持っておけばどの葬儀や法要にも対応できます。

高級な数珠を選ぶ場合、天然石や貴重な木材を使用したものを選ぶことができますが、必ずしも高価格のものが必要というわけではありません。
自分の予算や使用する場面に応じた数珠を選びましょう​。

数珠を持っていない場合の対処法

数珠を持っていない場合の対処法
葬儀に急に参列することが決まったものの、数珠を持っていない場合もあります。
この場合、どのように対応したらいいのでしょうか?

数珠を持って行かなくてもいい?

葬儀に参列する際に数珠は必須ではありません。
本来は数珠を使うのは念仏を唱える僧侶だけです。
しかし数珠を持っていくのがマナーと考えている人もいるので、略式数珠を一つ持っておくと安心です。
またキリスト教や神道、無宗教の葬儀には数珠は必要ありません。
家族葬や直葬・火葬式の場合には、あまりマナーを気にする必要がないため、数珠は必須ではないとされています。

数珠を人に借りてもいい?

急遽数珠が必要となり、家族や知人に借りようと考える人もいるかもしれません。
しかし数珠は個人専用の仏具とされているため、貸し借りをするのはマナー違反です。

借りなければならない状況であれば、持って行かないという選択肢をとりましょう。

数珠を買える場所

数珠は基本的に仏具の販売店であれば購入できます。
また略式数珠であれば100円ショップやコンビニ、斎場内の売店などにも売っている可能性があります。

葬儀社に相談する

葬儀社のスタッフに相談してみると近隣で販売している場所などを知っている可能性があります。

数珠の保管やメンテナンス方法

数珠の保管やメンテナンス方法
数珠は長く使う仏具ですが、普段から使うものではないため、保存する方法に迷うかもしれません。
また壊れたときなどの対応方法も知っておく必要があります。

直射日光を避ける

数珠を保存する際には、直射日光が当たらない場所、例えばタンスや引き出しなどに入れます。
また裸の状態ではなく、桐箱や数珠袋に入れた状態にしましょう。
直射日光や湿気の多い場所に置いておくのは、素材の劣化の原因になります。

数珠が壊れたら

数珠の房が切れたり、珠が欠けたりした場合は、修理が必要です。
数珠の修理は、仏具店や専門業者に依頼するのが一般的です。特に木製や天然石の数珠は、素人が修理すると破損が進む可能性があるため、プロに任せることをおすすめします。
修理を依頼する際は、購入した仏具店に問い合わせると、対応してくれることが多いです。

まとめ

この記事では、数珠の歴史や役割、略式数珠と本式数珠の違い、宗派ごとの特徴、そして数珠の正しい使い方やマナーについて詳しく解説してきました。
また数珠を持っていない場合の対処法や、保管・メンテナンスの方法についても触れました。
略式数珠はどの宗派でも使えるため1つ持っておけば安心ですし、自分の宗派に合わせた本式数珠を用意することで、より正式な場に対応できます。

この記事を参考に、葬儀に参加する前に数珠の使い方やマナーをしっかりと確認し、安心して参列できるよう準備を整えましょう。

よくある質問

Q

数珠は葬儀で必ず必要ですか?

数珠を持っていなくても、葬儀に参加することは可能です。本来、数珠はお経を唱えるための道具として僧侶が使うものであり、参列者にとって必須ではありません。しかし、現代では魔除けや敬意を示す意味合いから、数珠を持参するのが一般的なマナーとされています。略式数珠を一つ用意しておくと、どの宗派の葬儀でも対応できるので安心です。

Q

略式数珠と本式数珠の違いは何ですか?

略式数珠と本式数珠の大きな違いは、使用できる場面や宗派にあります。略式数珠は、どの宗派でも使える汎用性が高い数珠です。素材やデザインにも決まりがなく、初めて数珠を購入する場合や宗派が不明な時には最適です。一方、本式数珠は各宗派ごとに特有のデザインや構成が決まっています。例えば、真言宗では108個の珠を使用する振分数珠が一般的です。特定の宗派に参加する際には、本式数珠を選ぶとより正式な場に対応できます。

Q

葬儀に数珠は必要ですか?

はい、仏式の葬儀に参列する際は、数珠を持参するのが一般的なマナーとされています。

Q

数珠の正しい持ち方は?

数珠は左手に掛け、合掌の際には両手の親指と人差し指の間に掛けるのが一般的な持ち方です。

Q

数珠の選び方に宗派の違いはありますか?

はい、数珠は宗派によって形状や持ち方が異なる場合があります。ただし、略式数珠であれば多くの宗派で使用可能です。

Q

数珠の色や素材に決まりはありますか?

数珠の色や素材に厳密な決まりはありませんが、男性は黒や茶色、女性は紫やピンクなど、落ち着いた色合いのものが一般的です。

Q

数珠を持っていない場合、葬儀でどうすれば良いですか?

数珠を持っていない場合でも、葬儀に参列することは可能ですが、今後のために一つ用意しておくと良いでしょう。

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葬儀の口コミ監修者:営業部長 吉川 葉一
この記事の監修者

株式会社コムウェル(家族葬の四季風)

東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。

葬儀業界で豊富な経験を持ち、地域に根ざした丁寧な葬儀サービスを提供。無駄な費用を削減しながら、ご遺族が安心して故人を送り出せるよう、納得の価格と心を込めたサービスを両立している。

葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
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株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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