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喉仏の骨はどうするべき?大事にされる理由と浄土真宗などでの供養方法をご紹介

喉仏の骨はどうするべき?大事にされる理由と浄土真宗などでの供養方法をご紹介

この記事は3分で読めます

喉仏の骨はどうするべき?大事にされる理由と浄土真宗などでの供養方法をご紹介
「火葬後の喉仏の骨をどうすればいいのか?」「なぜ喉仏の骨は特別大事にされるのか?」など疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では喉仏の骨に関する宗教的・文化的な背景から、喉仏の骨の適切な供養方法についてご紹介します。

【目次】

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喉仏の骨は「軸椎」のこと

喉仏と呼ばれる骨は、火葬後に残る「軸椎(じくつい)」という第2頸椎のことです。
普段、男性の喉に見える甲状軟骨も「喉仏」と呼ばれますが、これは軟骨なので火葬によって消失してしまいます。
火葬後に拾い上げられる「喉仏の骨」は、脊柱の一部である軸椎であり、男女を問わず存在する骨です。

火葬時に喉仏の骨を大事にする理由

火葬時に喉仏の骨を大事にする理由
喉仏の骨(軸椎)が火葬後に特別に大切に扱われるのはなぜなのでしょうか?

仏様に形が似ているから

喉仏(軸椎)は中心が空洞になっており、その独特な形が仏様が座禅を組む姿に似ているとされています。空洞部分が座禅を組んでいる足のように見えるのです。
また突き出た部分が合掌している手のようにも見えます。
仏教では故人が仏様になるという考え方があるため、仏様の形に似ている喉仏の骨を大切に扱うようになったと言われています。

喉仏の骨が綺麗に残ると極楽浄土に行けると言われている

喉仏の骨が美しく残ったということは、生前の行いが善く、故人が極楽浄土へ旅立つことができるとする言い伝えがあります。

年齢を重ねて骨密度が下がったり、病気などにより必ずしも全ての方の喉仏の骨が綺麗に残るとは限りません。
年齢が若く骨密度が高い人の場合は比較的残りやすいとされています。

喉仏が残らない場合もある

火葬後に喉仏の骨(軸椎)が残らないケースもあります。これは火葬の条件や故人の体調、年齢によるものです。
高齢者や長期間病気を患っていた方の場合、軸椎が脆くなり、完全な形で残らないことがありますが、決して故人の生前の行いが悪かったという意味にはならないため安心してください。

喉仏を含む骨上げの手順とマナー

喉仏を含む骨上げの手順とマナー
骨上げは火葬後に故人の骨を骨壺に納めていく儀式です。
最後に喉仏の骨を入れるなど、流れやマナーに一定の風習があるため把握しておきましょう。

骨上げの具体的な流れ

火葬が終わった後、遺骨は「足→腹→胸→頭→喉仏」の順番で拾います。この順序には、故人の体を元の姿に戻す意味があります。
喉仏は最後に拾われることが多く、これは喪主が拾い上げるのが一般的です。地域や宗派によって多少の違いはありますが、火葬場の職員がその場で指示を出してくれるので、基本的には指示に従いましょう。

縁の深い人から骨を拾う

骨上げは、故人と縁の深い順に行います。喪主をはじめ、血縁が濃い人から順番に骨を拾い、親族や友人へと続きます。
地域や家庭の習慣に応じて、参列者同士で順番を相談することもあります。

二人一組で行う

骨上げは二人一組で行うのが一般的です。
二人一組で箸で骨を拾うのには、故人をあの世へ橋渡しするという意味が込められています。
亡くなった人の骨を拾う時の作法のため普段の食事などで一つのものを二人で持つのは縁起が悪い、マナー違反と言われます。

専用の箸で拾う

骨上げには、普段使う箸とは異なる専用の箸を使用します。
また、「箸(はし)」には「あの世とこの世をつなぐ橋」の意味もあり、故人を丁寧に送り出す意味合いが込められます。

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喉仏の分骨と手元供養の選択肢

喉仏の分骨と手元供養の選択肢
喉仏(軸椎)は遺骨だけを分骨したり手元供養が選ばれることがあります。

分骨の方法と手続き

分骨とは、故人の遺骨の一部を取り分け、複数の場所に供養することです。喉仏を含む遺骨を分骨する場合には、火葬場で「分骨証明書」を取得する必要があります。この証明書は、遺骨が誰のものであるか証明するため、納骨場所ごとに必要です。
分骨を行う場合、遺族間での合意が欠かせません。一部の親族は「遺骨を分けること」に抵抗を感じることがあるため、トラブルを避けるために十分話し合いましょう。

手元供養とは?新しい供養の形

手元供養は、遺骨の一部を自宅などの身近な場所に置いて供養する方法です。
喉仏のような小さな部位は、小さな骨壺やアクセサリーに入れて保管することもあり、手元供養を行うと遺族が日常生活の中で故人を身近に感じることができます。
手元供養には、ペンダント型のアクセサリーやミニ仏壇、巾着袋など、多様な形式があります。また維持費が必要ないため経済的な負担も軽減されます。

東日本と西日本の納骨文化の違い

東日本と西日本で収骨方法に違いがあります。

東日本:総収骨の文化

東日本では、遺骨をすべて骨壺に納める「総収骨(全収骨)」が一般的です。この方法では、喉仏を含むすべての遺骨と火葬後の遺灰までも骨壺に収めます。
そのため骨壺の大きさは6寸以上と西日本に比べると大きいという特徴があります。

浄土真宗での喉仏の骨の扱い

浄土真宗では、喉仏を特別なものとして扱い、本山や寺院への納骨が推奨されることがあります。故人を敬う伝統的な方法として、喉仏の骨を小さな骨壺に納め、本願寺派(西本願寺)や大谷派(東本願寺)に分骨するのが一般的です。

本山への納骨には、分骨証明書か火葬証明書(分骨用)などが必要です。
分骨証明書は自宅で供養する以外、それぞれの場所で必要になるため喉仏の骨以外も分骨する場合は、必要な枚数を用意しておきましょう。

喉仏の骨を自宅で保存する場合の注意点

喉仏の骨を自宅で保存する場合の注意点
喉仏を含む遺骨を自宅で保存する際には、カビ対策や法律に関する注意が欠かせません。

カビを防ぐための保管方法

高温多湿な日本の気候では、適切に保管しないと遺骨にカビが生える可能性があります。
カビを防ぐためには、遺骨を直射日光が当たらずに湿気の少ない風通しの良い場所に保管することが大切です。
陶器製の骨壺は密閉されているように見えても、完全に湿気を防げないため、桐箱に入れて保管すると良いでしょう。桐箱は湿気を吸収し、カビの発生を防ぐ効果があります。
湿気の多い季節には骨箱の中に乾燥剤を入れておくのも効果的です。

法律に関する注意点

遺骨を自宅に保管すること自体は、日本の法律で禁止されていません。ただし「墓地、埋葬等に関する法律(墓埋法)」に基づき、遺骨を庭や公共の土地に埋葬することは禁じられています。自宅の庭などに埋めるなどの行為は法律違反になってしまうので注意しましょう。

最終的に遺骨を納骨する際には、火葬証明書や埋葬許可証が必要になるため、これらの書類は失くさないように保管しておく必要があります。

まとめ

喉仏の骨はその形や言い伝えから、他の部位の骨よりも申請で特別な意味をもって大切にされることが多いです。
他の骨と一緒に骨壺に納めることもあれば、宗派や地域や家庭の考え方によって喉仏の骨だけを分骨することもあります。分骨に関しては人によっては抵抗を持つ可能性もあるため親族同士でよく話し合いましょう。
また自宅で手元供養をする際にも保管方法や法律に抵触しないように注意が必要です。
神聖とされる喉仏の骨をどう扱うかについては、親族で話し合いながら決めて適切に供養を行いましょう。

よくある質問

Q

火葬後の喉仏の骨はなぜ大切に扱われるのですか?

喉仏の骨(軸椎)は、仏様が座禅を組む姿に似た形をしているため、故人が仏になる象徴とされています。また、美しく残った骨は、故人が極楽浄土へ旅立つと考えられ、特に大切にされます。

Q

喉仏が残らない場合はどうすれば良いですか?

喉仏が残らない場合でも心配はいりません。高齢や病気で骨が脆くなることがあり、その影響で軸椎が崩れてしまうこともあります。その場合、他の遺骨を最後に骨壺へ納めることで、儀式としての意味を十分に果たせます。

Q

分骨する際に必要な手続きは何ですか?

分骨を行う場合、火葬場で発行される「分骨証明書」が必要です。この証明書は、複数の場所で供養する際に必要となります。遺族間で事前に十分な話し合いをして合意を得ておくことが大切です。また、分骨する際には小型の骨壺も準備すると良いでしょう。

Q

喉仏を自宅で保管する際の注意点は?

自宅で保管する際は、風通しの良い場所を選び、湿気を防ぐため桐箱を利用するのがおすすめです。直射日光を避け、乾燥剤を使用することでカビの発生を防げます。また法律上、自宅での保管は問題ありませんが、庭に埋めるなどの行為は法律で禁じられています。

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葬儀の口コミ監修者:営業部長 吉川 葉一
この記事の監修者

株式会社コムウェル(家族葬の四季風)

東京、神奈川、埼玉、コムウェルセレモニー全エリアの営業統括責任者。15年以上の経験を活かし、各エリア責任者へご家族の「あふれる想いに寄り添う葬儀」の提供に向けて指揮を執っている。

葬儀業界で豊富な経験を持ち、地域に根ざした丁寧な葬儀サービスを提供。無駄な費用を削減しながら、ご遺族が安心して故人を送り出せるよう、納得の価格と心を込めたサービスを両立している。

葬儀の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役 高橋亮
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株式会社ディライト

代表取締役 高橋 亮

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葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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